初めまして!ジャックをこよなく愛す飼い主です。
いろんな映画や雑誌などでジャックが起用されています。
そんな愛らしいかっこいい姿を見てジャックをお迎えしたいと考えた方も多いのではないでしょうか。
しかし調べれば調べるほど
「初心者には大変」や「飼ってはいけない犬」
なんて言葉を目にして悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
今回はジャックをお迎えしてジャックの魅力にどっぷりな筆者が、偏見と愛を込めてそのことについて考えていきたいと思います。
初心者は飼ってはいけない犬種
実際に私もこの言葉を知って不安でした。
だけど不安とジャックへの憧れを比較したときに憧れの方が強かったのでジャックをお迎えすることにしました。
現在もお散歩をしているとジャック以外の飼い主さんから
「ジャックって大変でしょ?」ってたまに言われます。
成犬での体重が同じくらいの大きさの小型犬を連れてる飼い主さんにいわれたこともありました。
これはinstagramで仲良くしていただいているジャックの飼い主さん達も経験があるようです。
初心者には本当に大変なのか?
結論から申します。
「わんこってみんな大変じゃない?」
私はそう思います。
お迎えしてから一度も「ジャックだから大変」だなんて思ったことすらありません。
命を預かると言うことに「楽」なことなんてないのです。
お迎えしたわんこの一生を最高なものにするも、しないも飼い主次第。
「ジャックでよかった」という事は毎日思っていますよ?♡♡
もう1匹お迎えするなら絶対ジャックにしようと思っています。
ではなぜそのようなことが言われるのか…?
ジャックに対してのふわっとした変なマイナスイメージが蔓延してるように思います。
それが本当に悲しいと思います。
蔓延防止していきたいと思います。
そもそも何が大変なのか。
そして何と比較して大変なのでしょうか。
ジャックラッセルテリアという犬種について考えてみたいと思います。
突き詰めると結局は個体差なので個体差の話は一旦置いておきます。
運動量
まず大変なこととして挙げられるのが運動量ではないでしょうか。
確かに小型犬の中では群を抜いて運動量が必要な犬種となっています。
山登りだってへっちゃらなわんこです。
うちのつぶは全然ダメですがw
こちら1日に2回お散歩に行くと想定した際の1回あたりのお散歩時間の目安です。
20分〜30分 | チワワ、シー・ズー、ヨークシャテリア、ポメラニアン |
30分〜40分 | 柴、マルチーズ、フレンチ・パグ、 ミニチュア・ダックスフンド、スピッツ |
40分〜50分 | トイ・プードル、ビーグル、ミニチュア・ピンシャー、 ボストン・テリア、パピヨン |
60分以上 | ボーダー・コリー、イタリアン・グレーハウンド、サモエド、ダルメシアン、ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ジャック・ラッセル・テリア、シベリアン・ハスキー、コーギー |
ジャックが分類される60分以上・・・
そうそうたるメンバーが軒を連ねております。
例えば大型犬をお迎えすると決めている人がいたとして
「ゴールデン・レトリーバーが運動量がすごいので飼うのは大変」
なんて風に言ってる人って見た事ないですよね?
大型犬なんだからそりゃそうでしょ!って感じですよね。
という事はジャックの場合
小型犬なのに運動量が多くて大変という事ことですよね。
確かにジャックは小型犬に分類されます。
しかし、その比較対象になっている小型犬ってもしや・・・!?
チ、チ、チワワちゃん・・・!???(汗)
ちょっと待ってください。
こんなゴリゴリマッチョなジャックとチワワちゃんが同じ小型犬だからといって比較されることがまず間違いです!!!
(※筆者はジャック大好きです)
か弱い小型犬の感覚でジャックをお迎えする人がもしもいるのであれば、
それは確かに大変だと思います。
ギャップにびっくりすると思います。
でもそれはジャックのせいではなくて調べが甘いその人のせい。
そもそもジャパンケネルクラブ(JKC)では大きさでの分類はされておりません。
ですが一般的に成犬の体重が
10kg未満 小型犬
25kg未満 中型犬
25kg以上 大型犬
と分類されていることが多いです。
小型犬の中でも平均体重が4kg未満の子は超小型犬に分類されることも。
チワワの平均体重は1.5kg〜3kg
ジャックの平均体重が6kg〜8kg
ね?(何が)
こんなに差があるのにも関わらず、同じ運動量である方が逆に不自然だと思いませんか?
そもそも体重で勝手に3グループに分けておいて
小型犬なのに運動量が多くて大変って勝手な話ですよね。
小学1年生と小学6年生の子を比較して、小学6年生に向かって
「小学生の割に運動量が多くて大変」なんて言ってるようなものですよ!!??
では平均体重が同じくらいの小型犬と運動量を比べてみます。
ジャックラッセルテリア(6kg〜8kg)60分以上/1日2回
ミニチュア・シュナウザー(7kg前後)40分〜50分/1日
シェットランド・シープドッグ(6kg〜12kg) 40分〜50分/1日
イタリアン・グレーハウンド(3kg〜5kg)60分以上/1日2回
ね?
同じくらいの体重で比べるのであればジャックだけが突出してお散歩量がすごいということではないのです。
なので「ジャックだから運動量が多くて大変」と思うのは少し違うんじゃないかな〜って思います。
でも何故かイタグレちゃんなど、運動量を必要とする小型犬と比べてジャックは大変ってイメージ強いですよね。
それはこれも原因かな?
テリア気質
もとが狩猟犬なだけあって大変活発で興奮しやすい犬種となっております。
噛む力も強い、(狩猟犬としてちゃんと仕事ができるよう改良されてきたから)
とってもやんちゃ、確かに大変ですね。
興奮のコントロールができないと、飼い主が血を見ることになったり、他のわんこに怪我をおわせることになってしまったり・・・
チワワに本気で噛まれることと、ジャックに本気で噛まれることでは怪我の度合いが全然違います。
それくらい顎も強いです。
だからしつけはしっかりしなきゃいけないですね。
ん?これジャックだけに言えることでしょうか・・・
興奮のコントロールが難しいというのもジャックだけに聞く話ではありません。
例えば柴犬はかなり警戒心が強い犬種と言われています。
なので自分の安全が脅かされそうになった時激しく攻撃性が高くなる。
なんてことも聞いたことがあります。
(※もちろん個体差がありますが個体差は一旦置いておいて)
ね?
つまり何が言いたいかというとテリア気質のマイナス面については確かに大変だと思います。
ですがそれはテリアだけに言えたことではありません。
何事にも表があれば裏もある。
マイナス面だけをピックアップして「大変大変」というのは違うと思います。
ではテリア気質のポジティブな面も挙げていきます。
活発で勇敢、陽気、好奇心が強く人間大好き犬も大好き、忠実、頭が良くて愛情深いなどあります。
ドッグランで端っこでぶるぶる震えてるジャックなんてあまり見かけないのではないでしょうか。
いいところもいっぱいあるんですよ♡
ちなみに柴犬ちゃんのポジティブ面で言われていることはリーダーに対して本当に忠実で従順。
時にはリーダーを守ろうとするいじらしい一面も。
こんなことされたら飼い主さんはもうメロメロでデレデレでしょうね♡♡
なのでどんなわんこも「大変」なのですよ。
でもどんなわんこもそれ以上に「愛おしい」のですよ。
さらにジャックラッセルテリアにもタイプがあるのはご存知でしょうか。
・パーソンラッセルテリア
・プディング系
・オーストラリア系
・アメリカ系
・オランダ系
ジャックの歴史としては元々は狩猟犬としてイギリスで活躍していました。
その後いろんな国に渡って、掛け合わせるわんこも各国で差がついて行ったそうです。
日本にいるのはほとんどがオーストラリア系と言われています。
アメリカ系オランダ系は日本で見かけることはまずないそうです。
オランダ系はさらに狩猟犬としての能力が高いと言われています。
ではオーストラリア系ってどんな子なのでしょうか。
オーストラリア系は従来より小型に、そして攻撃性を抑え家庭犬として飼いやすくを目的にウェルシュ・コーギーと掛け合わされました。
確かになんとなく似てるなーって思ってたんですよね〜
つまり今、日本にいる子は比較的穏やかな子が多いと言うことです。
「捨て犬ナンバーワン」
ジャックはこんな悲しい称号を持っています。
命を捨てるなんてあってはならないことです。
今回はデータとして本当に捨て犬ナンバーワンなのか、と言うことについて考えます。
申し訳ないのですが筆者は調べが甘かったのか、この話について詳しい情報が得られませんでした。
これって日本の話ですか?
海外の話なのであれば何年代の海外のどこの国の話でしょうか・・・そして他犬種との比較情報も欲しい・・・
もしご存知の方がいらしたら教えていただければと思います。
日本では2007年4月〜2008年3月の1年間で保健所に持ち込まれた犬種のデータはこちらになっております。(古いデータで申し訳ないのですがこれしか見つけられなかった)
1位 | 柴犬 | 701匹 |
2位 | ダックスフント | 481匹 |
3位 | シーズー | 380匹 |
4位 | ラブラドールレトリバー | 203匹 |
5位 | ゴールデンレトリバー | 175匹 |
6位 | ビーグル | 170匹 |
7位 | マルチーズ | 152匹 |
8位 | 土佐犬 | 145匹 |
9位 | チワワ | 142匹 |
10位 | ヨークシャーテリア | 135匹 |
11位 | コーギー | 130匹 |
12位 | 秋田犬 | 121匹 |
13位 | プードル | 109匹 |
14位 | ポメラニアン | 99匹 |
15位 | ハスキー犬 | 67匹 |
16位 | パピオン | 66匹 |
17位 | 紀州犬 | 63匹 |
18位 | シェルティ | 59匹 |
19位 | Eセッター | 56匹 |
20位 | シュナイザー | 53匹 |
28位までしかデータがなかったのですがジャックラッセルテリアはランクインしておりませんでした。
人気な犬種は母数が多いのでそれも大いに関係しているとおもいます。
ではアニコムの人気犬種ランキング2012年と比較します。
なぜ同じ年代で比較しないのか、と思われるかもですが2011年より前は10位までのランキングしかありませんでした。
4年でそこまで大きく変わらないことを願ってこちらで比較致します。
ジャックが広く認知された映画マスクの公開は1995年(日本)ベイブ2は1999年(日本)
どちらもジャックの認知度が高まった後ですね。よし!問題なし。
人気犬種ランキングがジャックとあまり変わらないわんこであり、保健所に持ち込まれた犬種データに名前が載っている犬種をピックアップしました。
保健所に持ち込まれた犬種データ | 人気ランキング | |
ゴールデンレトリーバー | 5位 | 15位 |
コーギー | 11位 | 13位 |
ビーグル | 6位 | 22位 |
ヨークシャテリア | 10位 | 7位 |
ジャックラッセルテリア | 17位 | |
ボストンテリア | 26位 |
ね?
ジャックが本当に大変なのであれば人気犬種ランキング17位なので保健所に持ち込まれた犬種のデータの中にも余裕で入ってくるはずですよね。
本当にテリア気質が大変なのであれば「テリア」と名のつく子ももっとランクインしていてもいいはず。
でもランクインしているのはヨークシャテリアのみ。
ヨークシャテリアは人気ランキングでも7位ですから母数が多いから、という理由なのかもしれません。
それでも10位です。
今までのデータを比較すると
「ジャックラッセルテリアは大変」って
根拠も薄い勝手なイメージだと思います。
もしかしたら「ジャックは大変」ってみんな思ってるから、乗り越える覚悟のない人は飼うのをやめるのかもしれない。
それを狙ってジャックの事が大好きな人が、
「1匹でも不幸なジャックを無くすために流行らせた言葉」なのかもしれない。
そう思うとこの言葉も悪いものでもないのかもしれないですね。
最後に
うちのつぶは結構のんびりした性格でどんくさくて、ドッグランに行っても走りまくるというよりはくんくんしたり他の飼い主さんに甘えたりしてる方が多い気がします。
他の飼い主さんには「あなた本当にジャックなの?」と言われるくらいw
でも過去に1回だけブチギレした時があります。
ドッグランでぼーっとしてたつぶに、他のわんこが突っ込んできた時w
「ナニシトンジャワレエエエ!!!」
って感じで食ってかかっていって、相手の子も負けじと対抗、
相手の子つぶより2倍くらい大きかったんですが威勢は負けてなかった・・・
飼い主が慌てて止めに入りました。
その子もボールを追ってたもんね。仕方ないよ。
その時以外は本当に温厚な子です。
わんこは個体差がかなりあるし、その子その子によって性格は全然違います。
なので犬種括りではなくその子をちゃんと見てほしい。
ジャックを飼っていると「ジャックだから」と言う理由で他の飼い主さんに嫌がられてしまったり、有料ドッグランなどでは小型犬の料金とジャックの料金が違ったりする所もあります。
ジャックは中型犬と同じ料金とかもあります。
金額が違うのはまあ別にいいのですが(だってどの子より一番楽しめる自信あるもんね!♡)
ジャックだからと言う理由で差別されるのが本当に悔しいです。
プラスの意味ならいいんですよ?♡
「さすがジャックだねー!」なんて言われたら尻尾ふりふり!
今回はいろんな思いを込めて、ジャックのことを少しでも知ってもらいたくて記事にしました。
素敵なジャックライフを♪
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